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〈メディア向け〉ロシアによるジョージア占領に関する記述について

〔メディア向け〕

ロシアによるジョージア占領に関する記述について

地域を示す図

 

ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから、東欧に対する注目度は高まり、メディアでの報道も過去にない程見受けられるようになりました。その中で、2008年のジョージア・ロシア戦争に関しても報道されてきております。

ジョージアがロシアによる侵略を受けた国としての前例という点で、この報道は有意義であると考えております。

しかし、報道に占領に関する直接的な言及が無い場合が多く、しばしば腑に落ちない思いがあります。

例として、『ロシア、ウクライナにジョージア駐留部隊投入か』という題の記事を抜粋します。ここでは、「ロシア軍が隣国ジョージアの親ロシア派地域に駐留する部隊のうち「一部の部隊が移動していることを確認している」と述べ 「(中略)ウクライナへ派遣する」とあり、さらに「同国からの分離独立を親ロ派勢力が主張する南オセチアとアブハジアに、ロシアは現在も軍を駐留している。」と続きます。

確かに、バックグラウンドを知っている読者であれば「なるほどロシアが、ジョージアの占領のために駐留していた占領軍を動かしたのか」と分かるかもしれません。しかし、大方は内容を飲み込むためにある程度のプロセスを要するだろうと考えます。何故ならば、この記事含め、メディアで扱われるジョージア・ロシアの2008年以降の根本の事情に関する記載がないからです。つまり、「ジョージアの領土の一部がロシアによって占領されている」という事実です。

この記事においても、「ロシアは、占領を続ける南オセチアとアブハジアに現在も軍を駐留している。」と記述することで全体の状況を明白化することができます。これまで、このようになされていなかったのは、日本における私たち東欧とロシアとの関係に対するfamiliarity(距離感)レベルの低さが原因と推察します。よって、ここで私たちがお願いしたいのは、「ジョージアの一部がロシアの占領下にある」点を明記することです。

また、ロシアによってジョージアの領土の一部が占領されていることに関しては、日本の外務省もすでに発表している通りであり、ここでは詳細を割愛させていただきます。

私たちは、メディアの皆様とは、これまで透明で建設的な協力関係を築いてきました。上記に関して、日頃の業務に忌憚なく導入をお願い申し上げます。読者はそれをしっかりと受け止めるのではないでしょうか。

2022年3月29日

在日ジョージア大使館

 

 

参考:ジョージアに関するカナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、米国、英国の外務大臣声明について(日本外務省)https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/h20/8/1182957_914.html